人と共に暮らし築いてきたパートナーシップ
今からほんの50年ほど前まで、ヨナグニウマは米やサトウキビなど、重い荷物を背中に載せて、人と一緒に働いていました。人は馬を大事にし、馬もまた人に尽くしました。そこには、ともに働いて喜びもつらさも分かち合う、人と馬のパートナーシップがありました。
そして今でもヨナグニウマたちは、人と一緒に働きたい、遊びたい、そう思っているのです。車や機械に役割を取られてしまった現代のヨナグニウマは、新たな役割を必要としています。人と一緒に暮らし、ともに遊び、共感しあい、安らぎを得る。そんな人間との新しい関係にこそ、ヨナグニウマが生き延びる道がある、と私たちは考えます。
観光はもちろんのこと、教育、医療、福祉、農業の分野など、ヨナグニウマが活躍できる分野は多岐にわたります。
私たちはこの大切な遺伝資源を守り、常に新しいヨナグニウマの活用法を模索しながら人と馬との新しい関係づくりを目指しています。